【ボート八百長】西川昌希に懲役4年求刑！！不正レースで得た金額は税務申告せずギャンブルにつぎ込む。競艇選手逮捕・ボートレーサー・事件

八百長を繰り返したとしてモーターボート競走法違反（贈・収賄、不正競走）に問われた元ボートレーサー、西川昌希被告（30）と、同法違反と所得税法違反に問われた親族の会社員、増川遵被告（53）＝津市＝の論告求刑公判が2日、名古屋地裁（西前征志裁判官）であった。検察側は西川被告に懲役4年、追徴金3725万円、増川被告に懲役3年、罰金1100万円をそれぞれ求刑した。判決は10月21日。

検察側は、レーサーは持ち込み禁止である携帯電話を西川被告が選手宿舎に持ち込み、何着でゴールするか増川被告と調整したことや、八百長の発覚を免れるため増川被告が外れる舟券をわざと購入していた点を挙げ、「巧妙で悪質」と指摘。「ボートレースを私物化し、公正や信頼を著しく損なった前代未聞の犯行だ」と非難した。

起訴状によると、西川被告は2019年1～9月、全国の11競走場で開かれた計20レースで、他のレーサーが1～3着になると予想する3連単の舟券を増川被告が購入した場合は4着以下に、西川被告が2着か3着に入る舟券を購入した際はそうなるようゴール。見返りに増川被告から現金計3725万円を受け取ったとされる。増川被告はさらに、レースで得た利益などを申告せず、所得税約3500万円を脱税したとされる。【井口慎太郎】

ボートレースでわざと1着以外になるなどした見返りに、現金を受け取った罪に問われている元レーサーに、懲役4年を求刑です。

元ボートレーサーの西川昌希被告（30）は去年行われた20レースで、親戚の増川遵被告（53）の舟券にあわせ、わざと順位を操作して、見返りとして現金およそ3700万円を受けとった罪に問われています。

これまでの裁判で2人は、起訴内容を認めていました。

2日の裁判で検察側は西川被告について、「自ら犯行を持ちかけ不正に得た利益は、税務申告せずにギャンブルに使い果たした」などと指摘し、懲役4年と追徴金3725万円を求刑しました。

また、増川被告に対しては懲役3年と罰金1100万円を求刑しました。

一方、弁護側はそれぞれ執行猶予付きの判決を求めました。判決は10月21日です。