2022年6月 G2芦屋モーターボート大賞 次世代スターチャレンジバトルの概要・出場レーサーまとめ。ボートレース芦屋・競艇

誰が付けたか通称「芦屋のジャイアン」。
芦屋に対する気持ちの強さ故に、空回りしてしまうことも多くＶから見放されていた。

ただ、昨年11月に走ったときに事故を乗り越えて18位でギリギリ予選突破を果たすと、準優は大外から柔軟に展開を突いて抜け出し1着。

3号艇となった優勝戦は一転、思い切りのいい全速ターンでまくりを決めてＶ。6年10ヵ月ぶりの当地Ｖを成し遂げ、大興奮と同時に胸をなで下ろした。

今年に入って優出から遠のきリズムを下げていたが、それを好転させたのも芦屋。GW戦を予選トップ通過から準優、優勝戦と逃げて王道Ｖ。

続く若松では優出と上昇カーブを描く。誰よりも芦屋を愛する男が、地元の特別戦で熱く燃える。

福岡支部の選手にとっては3場全てがホームプールだが、芦屋町で生まれ育った郷原にとっての地元はここ芦屋。

デビューしたのも初優勝を飾ったのも芦屋だ。
A1とA2を行ったり来たりした時期もあったが、近年はA1級に再び定着することに成功している。

速攻力を軸にした豪快な攻めが魅力だった20代の頃からレーススタイルを徐々に変化させて、30代は柔軟さを加えたさばき主体のレースが増えていた。

ただ、近況は伸び型の調整にも着手するなど、豪快さを取り戻すどころか迫力を増している。
40代に突入しても培ってきた速攻力に陰りはない。

積み重ねた経験値に、かつて以上の攻撃力を加えたハイブリッド攻撃型スタイルで地元水面を疾走する。

昨年は芦屋7月戦、12月戦を含めキャリアハイの年間7優勝を飾り、SG初出場となった今年3月大村クラシック出場の切符をつかんだ。

SG初出場を前に昨年大ブレイクの理由を「ペラ、エンジンとしっかり調整、整備ができていたと思う。展開があれば突けられるように仕上げられていた。」と分析していた。
初出場のSGは初走で逃げてSG水神祭を飾ったが3走目にFを喫した。

だがその後「出ていて前に行ってしまった。でも1節間通して勉強になった。またあの舞台に戻りたい。」の言葉通り4月地元宮島68周年でG1初V。

7月SG尼崎オーシャンカップ出場権を獲得した。
昨年芦屋V2を含め4つの優勝に今年宮島周年Vはイン以外なのは勝負強さが格段にアップした証拠だ。